お天気雑学/天気予報の恋人
皆さんはテレビを見ていて、ドラマの設定にツッコミを入れたくなる瞬間ってありませんか?
先日参加した、上智大学のセミナーで、ゲストスピーカーとして参加されていた、世界気象機構(以下WMO)への赴任経験を持つ気象庁職員の方から聞いた、こぼれ話を紹介します。
天気予報の恋人
『天気予報の恋人』は、2000年にフジテレビ系列で放送されていたドラマで、佐藤浩市扮する気象庁職員を主人公とした恋愛ドラマ。
このドラマのエンディングは、主人公がWMOへの赴任を勧められ、恋人(妻?)から『あなたの好きな研究を思いっきりできるのだから、行ってみたら』と言われて、ジュネーブ行きを決心するというものだったとのこと。
リアルな世界気象機関でのお仕事
ゲストスピーカーがツッコミを入れたのはこのエンディング。
実はWMOの活動は、職員自身が研究をするのではなく、様々な専門委員会を立ち上げて、そこに専門家を招いて議論することで、研究の場を主導・調整すること。
そのため、気象の専門知識はもちろん必要になるものの、企画や調整やコミュニケーションに関する能力が必要になる仕事なんだそうです。
旅行と実生活の違い
ゲストスピーカーは、『業務は多忙だったが、現地に根を下ろして生活することで、観光のための旅行とは全く異なる経験ができた』と楽しそうに語っておられました!
ハイレベルな仕事の話が満載でしたが、ターラス事務局長は『家族・友達・恋人との時間も十分持てるよ』とホワイトアピールしていました、国際機関にもブラック企業問題の波が押し寄せているのかもしれませんね~
ではでは(´・ω・`)ノシ